1949-05-06 第5回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第22号
ちやんと活版に印刷したいわゆるソ連國定のノルマと申しますか、そういうもの、それから捕虜隊長が一万二千名の捕虜を受取りまして、それに飯を食わせ、着物を着せ、そういつた予算上のとんとんのところができて参ります。その辺がノルマの場合いろいろございます。そういうものを中心にして賞與が出て來ます。時間外については余り問題じやないと思います。
ちやんと活版に印刷したいわゆるソ連國定のノルマと申しますか、そういうもの、それから捕虜隊長が一万二千名の捕虜を受取りまして、それに飯を食わせ、着物を着せ、そういつた予算上のとんとんのところができて参ります。その辺がノルマの場合いろいろございます。そういうものを中心にして賞與が出て來ます。時間外については余り問題じやないと思います。
飜つてソ連側においても、昨年末、同國代表部に本院議員が訪問いたしました際、引揚中止の原因は、冬季における天候と、ソ連國内の輸送事情とによるものであつて、これ以外には理由なく、むしろ一日も早く一人残らず帰したいと申述べられておるのであります。
だが事実として、ソ連國民、ヨーロツパ諸國民、中國民、アメリカの健全なる國民も戰爭を欲していない。我が國民は、侵略主義を清算し得ない人人を除いては誰も戰爭を欲してはいないが、(「その通り」と呼ぶ者あり)万々一にも世界戰爭が起つたとしても、我が國民に取つては、断乎として終始一貫中立を守り抜くより外に正しい道はない。
アメリカ國においても、ソ連國においても、その今日の強力な姿は、基礎産業たる農業の確立、農業不安のなきことが、しからしめているのであります。
これは相當研究を要する問題ではないかと存じますが、當衆議院及び參議院の院議をもつて、ソ連國の議會に對して議長の名をもつて歸還促進に對する陳情と申しましようか、要請と申しましようか。できることならこれをやつてみたらどうかと考えますが、この點について大臣の御意見と委員各位の御意見を承りたいと思います。